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純三河白名倉
商品の詳細
商品の説明
名倉砥石の使い方
歴史
古来から名倉は天然砥石と組み合わせて刃物を研ぐ場合、早さ、切れ味、傷消しなどの用途に有効で重宝されています、時代的には戦国時代前から、純三河白名倉は産出され重宝されていました。
純三河白名倉の有効性は人造砥石でも同じ使い方ができます。名倉は単に砥汁を出すだけでなく複数の使い方があり、大工道具をはじめとする刃物類の研ぎ全般を補助するのです。
天然砥石に対しての使い方
名倉砥石は硬い天然砥石の目を立てる役目、硬く砥汁の出にくい天然砥石から砥汁を早く出し研磨を促進する役目、天然砥石と刃物の相性で滑ったり突っ張ってビリついたりする現象を緩和する使い方ができます。
硬い天然砥石によっては研磨の最中に一度水で洗い流すした後に再度研ぎ始めると、砥石の目がつぶれてしまっていて、なかなか砥汁が出ません、そんな時に砥石の目を建てる使い方に役立ちます。
刃物との相性によっては、突っ張ってビリついたりする天然砥石の現象を緩和出来ない場合がたまにあります、そのような場合、名倉をの砥汁を使い振動周期をずらしビリつきを緩和する使い方もあります。
人造砥石に対しての使い方
基本的には天然砥石の使い方と同じですが、人造の仕上げ砥石ではぬるっとするように黒く張り付く部分の目詰まり取りにも役立ちます。砥汁が黒く張り付く原因は水の給水不足ですが、症状を緩和する使い方として名倉が有効です。
また、焼結系ダイヤモンド砥石の使用の時、使い続けるとダイヤモンド目が潰れてしまい、研磨力が落ちますので、軽くするだけで元のような研磨力を復活できます。
直接研ぐ砥石としての使い方
名倉に含まれる研磨材は天然の仕上砥石と同じく石英、名倉が白いのはほとんどが石英の粉末でできているからです、ここまで研磨剤の塊が入った天然砥石は純三河白名倉しかなく、直接研ぐ砥石としての性能と研磨力の高さがうかがえます。
現在では直接研ぐ砥石としての大きさを持った品は少なくなり手に入れることも少ないです。
ただ、京都産の天然砥石の方が粒子の細かさでは勝っているものもあります。
名倉で砥汁の出方
硬めの天然砥石の仕上げに使う場合、仕上げ用の天然砥石に水をたらし、砥石表面で名倉を擦り研磨材の含まれた名倉の汁を出します。この汁を使い研磨すると、早く良い刃をつける事が出来ます。
名倉自体は天然仕上砥石よりも柔らかい物が多く、天然仕上砥石と擦れると名倉は先にすり減り、中の石英がコロコロ出て来る訳ではなく、すり潰されて微細になり溶け出します。
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